ぼっち医学生による授業日記

医学部在学、学んだことを記事にしていきます 情報の利用は自己責任でお願いします。(勉強に疲れたりしましたら私が書いているもう1つの方のブログもよろしくどうぞm(_ _)m)

知っておかないと途中でわけわかんなくなる大事な話 免疫学②

2.獲得免疫

異物が体内に侵入した時、それに抗体をくっつけて、抗体を認識するような細胞やタンパク質が間接的に異物を処理するシステム( 侵入者を警報機が感知して、その報せを警察が認識して侵入者を逮捕するのと同じ考え)


a.細胞

リンパ球が関わっている。
抗体を作るのはBリンパ球。Bリンパ球は体の中に数え切れないほど沢山いる。しかし、それらの細胞は全て同じ抗体を産生しているわけではない。1種類のBリンパ球につき1種類の抗体を作っている。
さらにBリンパ球はBCRという、そのBリンパ球が産生している

また、Tリンパ球もいるが、Tリンパ球はHLAに乗っているペプチドのみ認識するという約束事がある。

ヘルパー、キラーTリンパ球はまた次の機会に。「HLAに乗っかったペプチドが異物かどうか?を判断するのがTリンパ球」ってのが大事

※古典経路

Bリンパ球からIgGという種類の抗体が出され、これが抗原(異物のこと)に結合するのがこの経路のはじまり。IgG抗体2つにC1qが1つ結合する。これがC4とC2に働きかけ、それぞれC4bとC2aを作る。この2つが結合し、C4b2aとなる。これはC3bBbと同じ働きを持つC3転換酵素である。つまり、C4b2aはC3をC3bに素早く分解し、代替経路に入ることができる。

獲得免疫のサポート役みたいなもの。